薬剤師の能力が求められる背景には、日本は薬の使用量がアメリカに次ぐ世界第2位であり、薬への信頼感が非常に高い国であることがあげられます。薬への信頼は医師や薬剤師への信頼の証でもあり、現代になくてはならない技術・知識でもあります。
新型インフルエンザが発生したときも、改めて医療機関の充実・必要性が再認識されましたが、今後も医師や薬剤師にはさらに高度な技術や専門知識がその技術を大いに求められていくと思われます。
ここであらためて医薬品の定義について振りかえってみたいと思います。日本の薬事法では、医薬品を次のように定義しています。
つまり、正しい投薬をおこなわなければ、場合によっては人の健康を害する危険があるからこそ、薬剤師の方のような専門知識を有する人材が必要になるのです。小さいころから病弱でいつも薬に助けられていた私は、薬剤師の仕事に興味を持つようになり、自然と自らの職業として選択していました。
薬をもらうとき、最近ではしっかり説明してくれるので、どういうときに飲めばよいか、どのような効果があるか、専門知識を持たない一般の人にも理解されるようになりました。
薬には医師の処方箋が必要な医療用医薬品と一般の薬局などで購入できる一般医薬品の2種類があります。一般医薬品の中にも第一種から第三種があり、それぞれに条件が設定されているわけです。薬剤師にとって薬の分類は基礎知識ですが、一般の人にはなじみのない専門知識であり、そのことが「薬は薬剤師・お医者さんに任せれば安心」という意識につながっています。
これからの時代、薬剤師は一般の人に薬の効能を正しく理解してもらい、どういう症状が出た場合にはどのような対応が必要なのかを分かりやすく説明することを徹底していかねばなりません。そのため、薬剤師は知識の補充をするだけでなく、患者さんや医薬品購入客など、多くの人とコミュニケーションをとっていく必要があります。