専門知識や資格を持つ薬剤師のような職種は特に、自分が転職した後のことまで心配してしまいがちですよね。これまで職場にお世話になった状況を考えると、「突然、自分がいなくなったらみんなに迷惑をかける」と思い、転職をしたくてもなかなか行動を起こせない場合もあります。転職が決まった場合も同じです。
しかし、退職すると言い出しづらい状況だからといって、職場に黙ったままずるずると時間だけが過ぎてしまうともっと迷惑をかけてしまいます。
転職を決意したり、転職先が見つかったのなら、まずは家族や友人など身近な人に相談するといいでしょう。自分の状況を包み隠さず話すことで、的確なアドバイスをしてもらえるものです。私の場合も、転職するときは家族や友人に相談することで気持ちが楽になりましたよ。
職場関係者に相談しづらいのなら、大学時代の薬剤師の友人に相談してみるのも良いと思いますよ。案外みんな同じ悩みを抱えているものですから。
退職の意思が固まったら、直属の上司に退職の意思を伝えるのが一般的です。薬剤師の方のように専門職の場合は、直属の上司が身近にいない可能性もありますが、直接雇用主には言わないほうが無難でしょう。
仕事をやめるには労働基準法によると14日前に労働者が申告すればよいことになっています。もちろん、薬剤師もこの条件に合致するので、基本的には、これを守っている限り、法律上は問題ありません。
注意すべきは、就労規則などで事前に退職の意図を伝える時期を指定しているケースがあるので確認が必要です。一般的には1ヶ月以上前に退職の意思を伝えるケースが多いようです。
退職には面倒な問題や手続きがつきものですが、やはりできることなら円満退社を目指したいところです。職場がどうしても新しい薬剤師を探せないのなら、職場にとってあなたの退職は相当な痛手となるため、引き止められることもあるかと思います。この場合にどのように答えるか、事前にしっかりと想定しておくとよいでしょう。
私からのアドバイスは、「転職の意思ははっきり伝える」こと。次の職場が決まっているなら、あなたのやるべきことはひとつです。日本の法律には「仕事を選ぶ権利」が明記されています。転職は、何も後ろめたいことではありません。自分の意思をはっきり伝えることが一番の誠意だと思います。